日本でも、もっと多くの女性がキャリアを継続して、社会のため自分のために活躍できたら良い、子どもたちにもこれからのグローバル社会をたくましく生きていって欲しいという思いがあり、2016年3月にグローバル親子クラブを創業しました（代表プロフィール）。子どもだけではなく大人も一緒に成長する、大人も子供と共に大きく成長できれば、好循環をもたらすことができると思い、子どもから大人までを対象とした日本初※の英語学童サービスを提供いたします。
私は、これまで、長年に渡り国内外で女性の働き方や雇用問題について携わってきました。一人の働く女性として、自分の人生や仕事を充実させ、しっかり自分の考えを持った上で、子供と共に歩んでいくことが大事だと実感しています。

日本でグローバル化が叫ばれて久しくなります。
職場で常日頃から外国にいる同僚とメールや電話会議でやりとりする機会も多いと思いますが、多様な人材が集まる場で、自分の意見を論理的に伝えたり、説得力のある言葉で交渉したりするのはなかなか難しいものです。

グローバル人材とは、どこにいてもどんな相手に対しても自ら道を切り開いていける力がある人ではないかと思います。
英語ができれば、日本にいても仕事の幅が広がります。英語で考えて、意見が言えるので、海外で生活することも夢ではありません。
やりたいことを語学ができないといって諦める必要がなくなり、グローバル人材は世界を舞台に仕事ができます。

ただ、TOEICなどの試験で満点をとったと言っても ビジネスや交渉の場などで実用的に使えなければそれは残念なことだと思います。子どもたちの英語教育も同じで、英検3級を取れたからそれで子供の将来が安泰かと言うとそうとも言えないと思います。

テストで良い点数を取ることが最終目標なのではなく、一番大事なのは、英語をツールとして実際に何ができるかです。
これからの多様な人が集まるグローバル社会では、既存の枠組みに捉われることなく、違う意見や文化も尊重しつつ、自分の意見をしっかり持って提案したり行動したりするたくましさがより求められてくるでしょう。

人事コンサルティング勤務時代に、日本企業のグローバル化の一端を担う仕事に関わらせて頂いていましたが、特に大企業の組織をグローバル化するにはとても時間がかかるという印象がありました。
制度はすぐにグローバル化できても、人の意識はなかなかすぐにはグローバル化できないからです。
グローバルな環境で年齢や性別に関わらず活躍できる人材育成や組織作りを行うためには、幼いうちから多様な文化や価値観に触れることが要の一つだろうと気づきました。

グローバルに活躍するための土台をもっと自然な形で幼少期から作れると、大人になったときに「グローバル化を推進しよう」と敢えて言わなくてもグローバルな視点で物事を進めていけるし、役立つのではと思ったのです。

私の息子が小学生になる前に、「こんなサービスがあったらいいな」という理想のグローバル教育ができないかという思いを胸に創業しました。
英語教育もやり、自分のことを表現する、人と違う意見でも堂々と言う・受け入れるなど日本人が苦手とする英語力以外のスキルも身につける練習もしたいと思い、息子や地域の子どもたちのためにできないかと考えました。

偏差値の高い中学や大学に入るという受験目当ての英語学習を超え、自分の子ども含めて子ども達には、既存の価値観にとらわれず、今までと全く新しい環境の中でも柔軟に対応できるようなグローバル人材になってほしいと思っています。

日本でグローバル人材がもっと増えれば、長時間労働など日本の組織が抱えている問題は減っていくのではないかと思います。
日本が今進めている働き方改革や生産性向上のための施策などはグローバル人材育成とは切っても切り離せないものであると感じます。
女性活躍推進にもつながります。弊社のサービスが少しでもこの好循環に寄与できるよう邁進していきたいと考えています。
（※当社調べ）

藤巻奈津子（プロフィール）

Natsuko Fujimaki