品川区西大井にあるグローバル親子クラブ（GOC）の代表・藤巻です（プロフィール）。GOCには、大井町、中延、戸越など近隣地域から多くのお子さんたちが通っています。おかげさまで2021年3月に開校から5周年を迎えます。

GOCには、日本の有名大学に正規で留学している、英語がネイティブ、もしくは英語圏で教育を受けてきた様々なバックグラウンドを持つ講師が揃っており、英語だけではなく、様々な文化や考え方に触れる機会にもなり、子どもたちの将来に役立つと確信しています(スタッフ紹介)。

GOCは、小規模なスクールですので、アットホームな環境でグローバルな視点を身につけることができます。今回は、私がGOCを開校した背景についてご紹介します。

放課後 英語学童クラブを創業した理由

私は、日本でももっと多くの女性が家の外で働いて、女性も活躍できる社会作りに貢献したいという思いが高校生の頃からあり、人事制度や雇用問題などについて長年ずっと携わってきました。まずは、実際に自分が住む身近な地域で、「お母さんと子どもたちのためになることをしよう」という思いで2016年にグローバル親子クラブを起業し、お母さんが働いている間に子どもたちは英語やグローバルな物の見方を身につけられる学童クラブを開校しました。子育て真っ最中の女性の一人として、「こんなサービスがあったら助かるな」という働く母親としての視点をいつでも大切にしています。

日本は、諸外国に比べて、子育ては「家族の（特に女性の）役割」であると認識されることが多く、お母さんだけではなく社会の色々な人（地域の人、保育園や学校・習い事の先生、お友達など）が関わって子どもの成長を手助けするという意識が薄いのが現状です。働くお母さんたちは、仕事に加えて日々の家事など色々なことを抱えて過ごしています。もちろん、今は、家庭のことを率先してやるお父さんも沢山いらっしゃいますが、 特に、東京のような都会では核家族が多いため、祖父母は遠方にすんでおり、主にお母さんが子育て、家事、子どもの習い事を担っている状況も珍しくはありません。お母さんが働いていると、なかなか平日に習い事に連れていけない、学校が終わった後に家にいてあげられないなど「後ろめたい」と思うお母さんも多いのが現状です。後ろめたさが理由で、お母さんが自分のキャリアを諦めてしまったらとてももったいないと思います。

私自身も、仕事も子どもの教育もどちらも諦めたくないという思いがあります。子どもには、可能性を伸ばすため、あれをやらせてあげたい、これもやらせてあげたいという希望がありますが、日々の忙しさに追われていると、なかなか全てを自分ひとりで実現させることはできないのが現状です。自分の様な忙しいお母さんやお父さんに代わって、子育て支援、子どもの英語教育、グローバル教育のサポートをしたいという思いで創業しました。英語教育はグローバル親子クラブに「アウトソース」して、子どもたちが英語を学んでいる間は、お母さんは仕事など自己啓発の時間として活用することができます。親子ともに生き生きと毎日を過ごし、共に成長していけたら良いなという思いで「グローバル親子クラブ」と名付けました。子育てや私生活の満足度が高まれば、母親自身の仕事へのモチベーション向上や満足度にもつながり、子どもにも良い影響を与えることができ好循環が生まれます。

家族だけではなく地域社会の人が関わることで、子どもたちも地域の色々な人が「自分を大切にして気にかけてくれている」「学校や家以外にも居場所がある」と安心して生活ができるようにもなりますので、そういう意味でも地域社会の第三者が教育や子育てに関わることはとても重要だと思っています。ひいてはこれが女性活躍支援にも繋がります。